億単位の違約金で脅迫!?オワハラ問題の実態と対処法
📅 2026年4月23日(木) 8時02分
✏️ 編集部
🏷️ オワハラ問題の深刻化
2026年、就職活動の現場で深刻な問題が表面化している。企業やエージェントが学生に対し億単位の違約金をちらつかせ、内定承諾や他社辞退を強要する「オワハラ(就活終われハラスメント)」が横行し、東洋大学、中央大学、立教大学などの有名大学が相次いで注意喚起を行う異例の事態となっている。
オワハラとは、企業が学生に就職活動を早期に終わらせるよう圧力をかけるハラスメントの総称である。「内定を出すから他社の選考を辞退しろ」「承諾しないなら内定取り消し」といった脅迫的な言動が典型例だ。特に悪質なケースでは、違約金条項を盾に学生の自由な選択を奪おうとする企業も存在する。
この問題の背景には、企業側の人材確保競争の激化がある。優秀な学生を早期に囲い込みたい企業は、内定辞退を防ぐため強硬な手段に訴える。しかし、労働契約成立前の違約金請求は公序良俗に反し、法的には無効とされるケースがほとんどである。
学生側は、こうした脅しに屈する必要はまったくない。内定承諾前の違約金条項は基本的に無効であり、仮に承諾後でも不当に高額な違約金は認められない。大学のキャリアセンターや弁護士に相談することで、適切な対応が可能である。
企業にとっても、オワハラは長期的にマイナスである。SNSで悪評が拡散すれば企業イメージは失墜し、優秀な人材から敬遠される結果となる。健全な採用活動こそが、持続可能な組織づくりの基盤となることを企業は認識すべきだ。
大学側の対応も重要である。学生への情報提供、相談窓口の充実、悪質企業の情報共有など、教育機関として果たすべき役割は大きい。今回の注意喚起は、大学が学生を守る姿勢を明確にした点で意義深い。
就職活動は学生の人生を左右する重要なプロセスである。企業、学生、大学が三者それぞれの立場で健全な就活文化を育むことが、この問題の根本的な解決につながる。違法な圧力に屈せず、自分の未来を自分で選ぶ権利を守り抜くことが何より大切だ。