感染性胃腸炎が5週連続増加!ノロウイルスから身を守る方法
📅 2026年2月17日(火) 16時01分
✏️ 編集部
🏷️ 感染性胃腸炎5週連続増加
2026年に入り、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数が5週連続で増加しており、直近1週間の1医療機関あたりの報告数は9.48人に達したと報告されています。全国各地の自治体が警戒レベルを引き上げ、手洗いや消毒の徹底を強く呼びかけている状況です。
感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが主な原因で引き起こされる消化器疾患です。激しい嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの症状が突然現れるのが特徴で、特に免疫力の低い高齢者や乳幼児にとっては重症化するリスクもあり、決して軽視できない感染症です。
ノロウイルスが冬季に猛威を振るう理由には、気候的な要因が深く関わっています。低温・低湿度の環境ではウイルスが長時間生存しやすく、また屋内での密集した活動が増えることで飛沫感染や接触感染の機会が増加します。さらに、ノロウイルスは非常に少ない量(10〜100個程度)でも感染が成立するほど感染力が強く、集団感染を引き起こしやすいのです。
感染経路としては、汚染された食品(特に二枚貝の生食)の摂取、感染者の嘔吐物・排泄物との接触、そしてドアノブや手すりなどを介した間接的な接触などが挙げられます。家庭内や学校、福祉施設などでひとりが感染すると、瞬く間に広がってしまうため、日頃からの予防意識が非常に重要です。
最も効果的な予防策は、徹底した手洗いです。食事前・トイレ後はもちろん、外出から帰宅した際にも、石けんを使って30秒以上丁寧に手を洗う習慣をつけましょう。アルコール消毒はインフルエンザなどのウイルスには効果的ですが、ノロウイルスには効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使った消毒が有効です。
万が一、家族や同居人が感染した場合には、二次感染の防止が最大の課題になります。嘔吐物や排泄物の処理には使い捨て手袋とマスクを着用し、処理後は塩素系消毒剤で周囲をしっかり拭き取ることが大切です。また、感染者が使用したタオルや衣類は別洗いし、85℃以上のお湯で1分以上の加熱や塩素系漂白剤での消毒を行いましょう。
感染性胃腸炎の流行は毎年繰り返されますが、基本的な衛生習慣の積み重ねが私たちの健康を守る最大の盾となります。今シーズンの患者数増加のニュースを「他人事」と捉えず、家族全員で予防対策を見直す良い機会としてください。手洗い・消毒・食品の適切な加熱調理、この3つを徹底することで、感染リスクを大幅に下げることができます。