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EBSA―英国(えいこく)(はつ)(しん)概念(がいねん)(しめ)す「学校(がっこう)()けない」()どもへの理解(りかい)

英国(えいこく)不登校(ふとうこう)児童(じどう)生徒(せいと)増加(ぞうか)深刻化(しんこくか)する(なか)、「EBSA(Emotionally Based School Avoidance)」という(あら)たな概念(がいねん)教育(きょういく)現場(げんば)注目(ちゅうもく)(あつ)めている。従来(じゅうらい)の「不登校(ふとうこう)」という言葉(ことば)では(とら)えきれない、感情的(かんじょうてき)要因(よういん)による登校(とうこう)回避(かいひ)理解(りかい)しようとする(うご)きが(ひろ)がっているのだ。

EBSAは「感情(かんじょう)ベースの学校(がっこう)回避(かいひ)」と(やく)され、()どもが学校(がっこう)()けない状態(じょうたい)を、(たん)なる(なま)けや問題(もんだい)行動(こうどう)ではなく、不安(ふあん)恐怖(きょうふ)などの感情的(かんじょうてき)困難(こんなん)として(とら)える。この視点(してん)は、()どもを()めるのではなく、(なに)登校(とうこう)(さまた)げているのかを理解(りかい)し、適切(てきせつ)支援(しえん)につなげることを重視(じゅうし)している。日本(にほん)不登校(ふとうこう)支援(しえん)にも(おお)きな示唆(しさ)(あた)える(かんが)(かた)だ。

日本(にほん)では不登校(ふとうこう)児童(じどう)生徒数(せいとすう)過去(かこ)最多(さいた)更新(こうしん)(つづ)けており、(やく)30万人(まんにん)(たっ)している。しかし「不登校(ふとうこう)」という言葉(ことば)には、どこか否定的(ひていてき)なニュアンスが()きまとい、当事者(とうじしゃ)家族(かぞく)()()める側面(そくめん)があった。EBSAのように、()どもの内面(ないめん)焦点(しょうてん)()てた理解(りかい)枠組(わくぐ)みが(もと)められている。

EBSAの概念(がいねん)重要(じゅうよう)なのは、支援(しえん)出発点(しゅっぱつてん)()えるからだ。「なぜ学校(がっこう)()かないのか」ではなく「(なに)学校(がっこう)()くことを困難(こんなん)にしているのか」と()うことで、感覚(かんかく)過敏(かびん)対人(たいじん)不安(ふあん)学習(がくしゅう)困難(こんなん)など、具体的(ぐたいてき)要因(よういん)()えてくる。この視点(してん)転換(てんかん)が、効果的(こうかてき)支援策(しえんさく)立案(りつあん)可能(かのう)にする。

英国(えいこく)ではEBSAの理解(りかい)(もと)づき、段階的(だんかいてき)登校(とうこう)支援(しえん)学校(がっこう)環境(かんきょう)調整(ちょうせい)代替(だいたい)教育(きょういく)提供(ていきょう)など、多様(たよう)なアプローチが(こころ)みられている。一律(いちりつ)の「学校(がっこう)復帰(ふっき)」を目指(めざ)すのではなく、()ども一人(ひとり)ひとりの状況(じょうきょう)(おう)じた柔軟(じゅうなん)支援(しえん)展開(てんかい)されているのだ。日本(にほん)でもこうした個別化(こべつか)された支援(しえん)視点(してん)必要(ひつよう)とされている。

日本(にほん)教育(きょういく)現場(げんば)でも、不登校(ふとうこう)を「(こころ)問題(もんだい)」として(とら)(なお)(うご)きは徐々(じょじょ)(ひろ)がっている。スクールカウンセラーの配置(はいち)拡充(かくじゅう)や、別室(べっしつ)登校(とうこう)、オンライン授業(じゅぎょう)活用(かつよう)など、多様(たよう)(まな)びの()模索(もさく)されている。しかし、まだ「学校(がっこう)(もど)すこと」が目標(もくひょう)とされがちで、()どもの感情(かんじょう)()()支援(しえん)十分(じゅうぶん)とは()えない。

EBSAという概念(がいねん)は、不登校(ふとうこう)(あら)たな視点(してん)理解(りかい)する(とびら)(ひら)く。()どもが学校(がっこう)()けないのは、その()(よわ)さではなく、環境(かんきょう)()どものミスマッチや、()えにくい困難(こんなん)のサインかもしれない。(わたし)たち大人(おとな)(もと)められているのは、レッテルを()ることではなく、一人(ひとり)ひとりの(こえ)(みみ)(かたむ)け、安心(あんしん)して(まな)べる環境(かんきょう)(とも)(つく)ることなのだ。

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